歌手は鼻声を治した方がいいのか?鼻声の歌はいけないこと?
こんにちは、シンガーソングライター・ボイストレーナーのMARUです。
歌うとどうしても鼻声になってしまって、これでいいのかな?と
悩んでいる方も多いと思います。
「鼻声だといわれるけど治した方がいいのか?」
そんな皆さんがきちんと使える声を作れるような
ヒントを見つけてもらえるような記事を書かせていただきます。
鼻声で歌うのは間違いじゃない?
そもそも鼻声というものは種類があります。歌に関して言わせてもらうなら、
鼻声で歌うのは決して間違ってはいません。
ではどういう意味かというと、歌というものは喉声で歌うことによって自分の喉を
壊してしまいますから、喉から声を遠ざける事が必要なんです。
外国のボイストレーナーからは頻繁に、
「鼻声で!鼻声で!」とアドバイスをされるくらいです。
ではどうして鼻声がいいのか。
その秘密は声の当たる場所にありました。
日本語は喉に当たってしまう事が避けられないやっかいな言葉なんです。
それを強制的に喉には当てないように
外国語と同じ発声で歌うんです。
本来日本語では使わない違和感のある声の出し方を覚えるんです。
それを使うことによって喉には決して当たらないので、喉を壊す事も
なくなります。そのキーとなるのが鼻声です。
間違った鼻声とは?
では歌で使えない鼻声や、先生に間違いなく注意されてしまう
鼻声とは どんな声なのか?
ずばり、アイドル声やアニメ声といった声の事を指します。
甘えたように声を出し、相手に媚びたような猫なで声を出します。
今時アイドルでもそんな声は古いです。
きちんと踊りながら歌えるように正しい発声法を学ぶ人が
増えてきたんですよ。聴いた感じは可愛いのかもしれませんが、
一時期のモテたい願望のために自分の喉を犠牲にしないでください。
使えない鼻声から使える鼻声へ!
ここからは歌声として使える鼻声を出すための方法について
解説していきたいと思います。
鼻声を身につけるために恥を捨てて犬になりましょう!
何を言っているんだと思うでしょうが、この犬というたとえが
一番わかりやすいからです。
よく犬がお散歩中にハフハフした息を出す事はありませんか?
疲れて立ち止まった時などに使うあの呼吸です。
ハッハッハッハッ…と息をしてみてください。
そうすると喉の奥の上の方で息が当たって
冷たくなる場所がありませんか?
そこに声を当てながら歌ってください。
最初は難しいけど、慣れればできます。
私はハフハフと呼んでいる場所です。正確には
軟膏骸といいます。そんな難しく覚えなくても
すむようにハフハフにしています。(笑)
これからはハフハフに声を当てながら歌いましょう。
それが自然に鼻くう(びくう)を通した声に近くなります。
つまり使える鼻声の出来上がりです。
鼻声の原因
ここまで学んできたうえで書かせていただくなら、鼻声は鼻くうを通した正しい発声の事を
歌では指します。それ以外のアイドル声や甘えたような猫なで声に属するものは使えない鼻声。
世間でいう所の鼻声になります。ではそれに悩まれている方はどうすれば脱却できるのか。
それは声を支える位置が低い事にも関係しています。
歌に関して言えば、声というものは前ではなく頭の上に出すのを
基本としています。教える先生の流派にもよりますが、私はそう教えています。
何故かというと日本語は喉に当たる事を避けられない言語です。
あえて日本語では使わない発声を教える事で声を上に上に響かせて
日本人でも外国人のような明るい声の響きを作れるのです。
極端な使えない鼻声に悩んでいる人は、ぜひ今後
頭の上に声を出すイメージで歌いましょう。
まとめ
最後にまとめますが…
鼻声は歌には絶対に必要な声ですが、使えない鼻声も存在します。
使える鼻声を習得するにはハフハフ(軟膏骸)に声を当てながら鼻くうを
通した鼻声を使う。
極端に使えない鼻声に悩んでいる人は声を上に出してみよう。
ここまでのやり方は動画の中でも詳しく解説していますので
ご覧ください。↓
https://form.os7.biz/f/e1d18251/
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